うつにならないためにストレスをうまくコントロールするには
一日24時間ある中で、職場で過ごす時間が大半を占めるという方は多いのではないでしょうか。
こなさなくてはならない仕事量もあれば、トラブルや問題に対応し適切に処理しなくてはならないこともあるでしょう。
加えて職場の上司、同僚、後輩といった人間関係でも何かあればストレスを抱え、それが深刻化してしまうこともあります。
では、職場でのストレスをどう軽減したらよいのか、また深刻化する前に対処できる方法を紹介していきましょう。
自分だけがキツイと感じてしまう職場で
まず最初に、ストレスは誰でも抱えるものですが、その耐性というのは個人によって差があることを知っておいてください。
今うつ状態になりかけてしんどいと思っている方や、真面目で責任感が強い方などは
ストレス耐性の低い自分がいけないのではないか・・・
と更に自分を責めてしまうかもしれません。
しかしそうではないのです。
そしてまた辛そうな人に対して、どうしてあなただけが辛いのか、他の人のように頑張ろうと無理をさせてもいけません。
これはみんな同じ人間ではないように、ストレスに対する感じ方や捉え方が個人によって完全に違うからです。
他人に自分と同じストレス耐性を求めてもいけないし、他人と同じストレス耐性がないからといって自分を責めてもいけないのです。
自分だけが辛いと感じる職場で
同等の立場で仕事をしている人や
同じもしくはそれ以上の業務量をこなしている人があまり辛そうに見えない時
などは、まず自分とその人を一歩引いたところから比較してみて下さい。
どう対処すればいいの?
ストレス耐性には個人差がありますが、ストレスを受けていないわけではありません。
ならばその人はうまくストレスを発散する方法を身につけているのではないでしょうか。
例えば
健康管理に気を使っており十分な睡眠時間は確保している
食事は栄養バランスを考えて規則的に食べている
定期的にジム通いをしていたり、ジョギングなどで運動している
など。
これらがうまく機能してストレスを発散し良いリフレッシュ効果を与えているのかもしれません。
自分の置かれている立場を外から見てみよう
その人の置かれた立場によってもストレス対処法は変わります。
独身なら給料で好きなモノを買ったり趣味に使うこともできますし、友人同士で定期的に飲みに行ったり遊びに行ったりストレスを発散する場を設けているのかもしれません。
既婚者なら帰宅後にのんびりできる時間や子供たちと共有する時間が癒しになるのかもしれません。
また仕事に対してストレスはあるものの、とにかく仕事で成果をあげたい、認められたいとモチベーション高く励みにつなげている人もいるでしょう。
こういったストレスに対する対処法を知っている人は同じストレスを受けていても、精神的なダメージは小さく済んでいる場合があります。
ですから自分だけがキツイと感じている職場にいる他の人も、実は同じレベルのしんどさを感じ、同等のストレスを抱えていることもある、ということを知っておきましょう。
ちなみに自分だけがツライと感じているのではなく、職場全体でうつのような状態が蔓延していたのだとしたら、これは根本的な要因を皆で話し合い改善していくのが先決です
。このようなケースでは精神論で乗り切れるレベルではないはずですから、全体でストレス要因を排除していく必要があります。
自分にピッタリ合うストレス解消法を知る
嫌なことがあれば飲みに行って一杯やる、とにかく眠る、おいしい物を食べる、旅行に行く、買い物、思い切って会社を辞める!
などなど
人によって様々なストレス発散のためのアドバイスが受けられるかもしれません。しかし全部が全部その人に合うとは限りません。
ストレス耐性の違いも個人によって違う分、ストレスを解消するための方法も人それぞれです。
まずは自分が何をしている時リフレッシュされるのか、どこにいる時が一番リラックスできるのかといった適したストレス解消方法を見つけることが第一です。
つらいつらいとふさぎこみたくなってしまう時こそ、自分に適したストレス解消法を積極的に行うこと、この実践する努力がストレスを深刻化させないための秘訣になります。